放射性木くず、琵琶湖へ投棄 [放射能]

3月7日(金)

琶湖に投棄された木くず

放射能監視ネットワークから送信された「京都新聞」記事です。

滋賀県が住民からの情報で投棄を把握したのは、昨年4月25日。県は放射能汚染の疑いも指摘されたが、空間線量率を調べただけで木くずは検査しなかった。

木くず投棄に関与したとされる人物から情報を受けて検査し、その結果を嘉田由紀子知事に初めて報告されたのは9月。半年近くたっていた。

嘉田知事は、「排出者に責任がある。地元の怒りは共有する」といっている。

県が管理する河川敷の出入りに必要なカギを一か月余り貸しっぱなしにしている間、573mの長さの通路に木くずを敷き詰められたことを県は気付かなったという。

県の機関で検出した放射性セシウムの最大値は1キロ当たり3900ベクレル。国の支援がないまま、処分先を探していたものだという。早期撤去を要望した高島市には11月に入っても具体的な検討内容は知らされず、投棄の意図も経緯も明らかにされなかった。

県は、(どんな配慮があるのか知らないが)業者の名前を公表しない。12月、県は投棄した業者が自主撤去すると発表したが、13日になって業者の変更を発表。「相手先の要望がある」としていまだに公表できていない。取材しようとする記者に対し「不審者」扱いで高島署に通報する事態だ。

県は、3月4日、関係者3人を刑事告発したが、氏名を非公表とする方針は変わらなかった。搬出先も「不測の不利益を招く」という理由で明らかにされていない。

この問題で県に15件の情報公開を請求した市民団体「見張り番滋賀」は、「業者名も行先も不明のままじゃ、先でも疑心暗鬼が広がる」と指摘する。

県の迷走は、原発事故の影響を受けても国の支援がない場合、自治体単独の対応では限界があるんだということを浮き彫りにした。


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