高齢者世帯・3分の1の孤独 [高齢者政策]

1月29日(水)

気品のある香り

昨日、東粂原のあるところで。道路を自転車で走っていると、急に気品高い香りの中に入った。周りを見ると左手の畑に、蠟梅が何十本となく植えてあり、黄色い林を作っていた。モノクロの冬景色の中、ここだけは春。

蠟梅の中に入って香りをかぐ。寒風に震えるうすい蠟細工の花弁といい、気品高い匂いといい、そのまま通り過ぎるのは惜しい。主張しすぎない花だけど、これだけまとまれば自転車を止めますね。

蠟梅.jpg

高齢者・3分の1の孤独

「正月の三が日を過ごした相手は?」。港区の研究機関が3年前ひとりで住む住民に調査したところ3分の1が「一人で」と答えた。「町内会や趣味の会などの集いに参加していない」は半数の人が。

「誰かと口をきくのは3日に1度」一人暮らしだとそうなるという。

「一人は気楽」と思っていたという男性は8年間、寝たきりの妻と認知症の妹を介護し、みとった。だから、やっと気軽に暮らせると思っているが一方で不安もある。東京新聞・昨日の朝刊記事だ。

子どもは、というと、いる。遠方で暮らす娘と息子には、葬式代として150万円ずつ預けてある。男性は、万全の備えをしているようで、孤独死の不安の中に居る。うめいてもだれも来ない空間にいるからです。

上記の状況は、都心の公団などのですが、地方でも集合住宅地ではおこりえる話です。

ふれ合い相談員

行政は、申請方式だから、申請がなければ動けないところだという。そこで「攻めの対応」として、社会福祉士などが一人暮らしや高齢者世帯を戸別訪問し、健康状態や近所付き合いの有無などを把握する「ふれ合い相談員」が活躍する港区の取り組みが紹介されていた。

「シルバー交番」設置事業

これは、都が打ち出した「シルバー交番」事業を活用している。東京都はお金をもっている。都が半分出して、残りの費用を区が出すので財政的には助かる。

宮代町でも、身近なところでの見守りをめざし、町内会、自治会などで地域サロンなどの開催を促している。しかし、こういった集まりを作る努力はあるのに、「出ていかない人は、それでも出ていかない」のだ。

「気楽」と「孤独」は背中合わせです。どこで行政や地域が入っていけばいいのか・・・。100人いれば100人の事情があるのが、これからの高齢化社会なのでしょうね。


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