クオータ制の実現 [男女共同参画]
10月30日(水)
法的クオータ制の実現可能性を探る
今日は、「クオータ制を推進する会」の勉強会に行きます。幸い、昨日からの雨が上がった。午前中、できるだけ会報を配り、午後2時からの勉強会に間に合うように(少しは余裕をもって)出かけよう。
「職場、審議会などに女性のクオータ制を導入しなければ」というと、?の表情をする人はまだいい。「ああ、クォーター制ね」とあいまいな返しをされると困る。(多分、「ははぁー、4分の1は、女性を起用するって意味だろう」、なんて早とちりをしておられるのでは)
クオータ制は、役割分担とでも言いましょうか、女性が的確に持ち味を生かせる仕組み、とわたしは訳したい。
安倍内閣で、たった一ついいところと言えば、男女共同参画に積極的な姿勢を示したということです。去る9月、「国連総会」の演説でも、安倍総理は「女性が輝く社会」を作ることにより国際貢献したいと言いました。
これは、労働力から言ってももはや不可避です。15歳~64歳の≪労働力世代≫が減少していく時代に、女性の力の補助的にしか見てなかったら、もう経済競争はあきらめたほうがいい。
現実を分かっていないため、やや現実離れした発想もあるが、安倍さんには、多様な可能性を探っていってほしいと思います。
こうした動きに敏感に反応し、「クオータ性を推進する会」としては、これまでの行政、政党などに行ってきた「クオータ制の導入検討」を、「クオータ性実現」の要望へと前進させるため、実現可能性を探るという内容です。これが本日の勉強会の内容です。
ダイバーシティも同様・・・
ダイバーシティという言葉もここ数年聞かれるようになった言葉です。こちらは「多様な人たちが働き甲斐を持って働ける職場」をつくること、とでも言いましょうか。女性でも、ハンディを持った人でも、介護・看護をしながら働くことになった人etc、それぞれです。
9月議会でちょっとこの言葉を使った。新しい言葉をキザに使うつもりはない。新しい言葉が持つ≪新しい考え方≫に敏感になってほしいと思って使いました。
ダイバーシティを調査、実践している「東レ経営研究所」の渥美由喜氏のインタビューに、以下の言葉があった。
「--略-- たとえば、女性社員を増やしたとしても、その人たちにこれまでの男性社員と同じ労働スタイルを強要すれば、ダイバーシティが実現しているとは言えません。あるいは、管理職への女性登用を推進しても、キャリアと育児のどちらを取るかといった選択を迫られる環境であれば、それもダイバーシティとは呼べないでしょう。
さまざまなライフスタイル、志向を持った人たちが、それぞれの条件に応じたワークスタイルで働くことができ、自身の働き甲斐を得られること、また、仕事以外のプライベートな時間に充実した活動ができること、そのような環境ができて初めてダイバーシティが実現したといえる。それが私の考えです」 --インタビュー記事から引用--
やってもみないことを、頭から否定してうっちゃてしまう、だけはやめよう。
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