八ッ場ダム 工事再開 [国]
5月17日(金)
八ッ場ダム、やっぱり!!
ダム本体工事への着工が止まっていた群馬県八ツ場ダム、関連工事の入札が公告された。
「コンクリートから人へ」の民主党構想で、凍結かと思わされるや、本当は付帯工事がじわじわと進んでいて、残すは本体工事だけになっていた。工事再開は「予定通り」と言っても過言ではない。
代替地に移転した家は、それぞれ御殿のような家だった。その地域へ行くために谷にかけられた空をまたぐような大きな橋。既に完成している。現地を見た人は、誰でも「ここまで外掘を埋めるように付帯工事が進んでは、もうやめることはありえない」」と感じるはず。
それが、アベノミクスの公共工事優先政策からそれるはずもなく、再開は時間の問題だと思われていました。
17日には、前段となる関連工事の入札、これが済めば本体工事の時期が決まってくることになります。
この間にも、災害対策の意味からも、水の需要の減少という意味からも、大規模ダムの必要性は、数字的な検証も含めて、どんどん小さくなっていた。
自民党でも、河野太郎さんなどは、全く必要なものではない、とその理論を展開していたのに。
公共事業の常とう手段と言ってはなんですが、関連工事を進め、何パーセントすすんでしまった工事だから、とか言って、再開したり、少しずつ進めていたりする。途中でやめたらやめたで、税金を投入して無駄になってしまった事業という言われ方をする。
加えて、地元の問題を抜きにすることができない。あの辺に行ってみると、(地元エゴ)を含めた公共事業願望が沿道沿いにはっきり出てくるから、うんざりする。50メートルおきに地元出身の国会議員の看板があり、「何かやってくれる!」期待感がいっぱい。
アレ見ちゃったら、(これはいずれ再開になるのか・・)と絶望感に襲われる。
現に群馬県知事は「歓迎したい。地元住民の生活設計が進められるよう、国は完成までの工程を示して」と、内堀も埋める勢い。
今、日本全体の危機として、朽ちてくるインフラ問題、これから作るインフラをだれが維持管理できるか(将来の人口構成では無理なのに)、真剣な問題なのに、アベノミクスは、公共事業予算を25年度、さらに増やした。
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