白井市の事業仕分け2日目 [事業仕分け]

8月26日(日)

今日も白井市。事業仕分け・2日目もしっかり傍聴させていただきました。朝からピーカンの晴れです。

説明のノウハウも職員に求められる要素

いい事業も、担当職員の概要説明、効果などの説明がわかりやすくなければダメです。仕分け人の単刀直入の質問にしどろもどろな場面もありました。背中が緊張しています。あとで職員さんに聞いたら、「なれない事業シートを作成するのが大変だった」と。

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今日も収穫ありました。

第1会場は・・・ふるさと産品推進事業 ②地域包括支援センター運営事業 ③合併浄化槽等設置促進事業 ④雇用・労働支援事業 ⑤桜台小中学校給食運営事業 高齢者就労指導センター管理運営事業 上水道経営の安定化事業 ⑧学校安全対策事業

第2会場は・・・白井市民大学校事業 ②都市公園維持管理事業 コミュニティー施設整備・管理事業 ④プラネタリウム館運営事業 ⑤民生児童委員連絡協議会連携事業 ⑥情報システムによる情報提供事業 ⑦図書館サービス推進事業 ⑧地域防災計画推進事業 赤丸のものが私が傍聴できたものです。

税を投入する根拠はあるか

<構想日本>の事業仕分け、『肝』は、この事業は、住民の税を投入する根拠があるか、です。そのために執行や住民の目線でない<外部の眼>をいれ、本当に行う必要があるか、そもそも論から仕分けるわけです。

仕分け人

第1、第2、会場ともコーディネーター1人、仕分け人は6人。2日間、白井市会場の仕分け人は以下のメンバーです。

第1会場・・・コーディネーター 浜松医療センター・事務部長 仕分け人①厚木市立病院経営管理化主幹・経営・経理担当 仕分け人②浜松市行政経営課主幹(兼)経営・経理担当 仕分け人③立山市健康福祉部健康課長 仕分け人④構想日本 上席研究員 ⑤(25日のみ)越谷市建設部治水課 治水担当企画調整グループ (26日のみ)内閣府 行政刷新会議事務局 企画・制度改革担当 参事官

第2会場・・・コーディネーター 内閣府行政刷新会議事務局参事官 仕分け人①構想日本 政策担当ディレクター 仕分け人② 武蔵野市議会議員 仕分け人③ (株)黒壁執行役員・元高島市副市長 仕分け人④ 大津市福祉政策課課長 仕分け人⑤(25日のみ)福岡県・道路下水道局 (26日のみ)足立区福祉部 路上生活者対策課長

<構想日本>が依頼した、文字通り<その道のプロ>です。

市民判定人の決定について

住民基本台帳から市内在住の18歳以上の市民800人を年齢層、地域性、性別を考慮し、無作為に選出。⇒事業仕分けの参加について案内を送付。⇒できる人102名を市民判定人として決定。(25日出席42人・26日出席48人)

事業シートの作成

<構想日本>の事業仕分けに必要不可欠なのは、「事業シート」。事業の目的や事業内容、成果目標などが具体的カツ端的に記載され、統一フォーマットで行政の事業を比較できる「事業シート」を作成する。かなり細かい。

どこの自治体も事業費に人件費分は入らない。しかし、この事業仕分けでは、人件費を経費として具体的に示します。例えば、担当正職員0.241人分 191万8000円は、一般職員に税金から投入される年関係費(年間約799万円として割かれる時間)を数字で示すのですとか、臨時職員何人分とか具体的に出す。

それから、この事業が対象とする対象者数(市民全体の10%、6192人)とかも数字で表せます。

この事業シートの出来不出来で、的確な判断が下ることになる。外部の眼で、しかもその道でプロフェッショナルといわれる仕分け人の質問に、しっかりと答えられるか、同じプロとして緊張することでしょう。

多くが「そもそも必要性から再検討」のジャッジ

プロの質問に、同じプロとしてどれだけ答えられるか・・。答えがしどろもどろだからといって、同じ行政のプロの目に耐えられない仕事しかしていない、というのではありません。しかし、<外部の眼>は、おなじ釜の飯を食っている、町内住民や議会の審議には耐えられても、外部の眼により「税金を投入する根拠」が客観的にさらされることはたしかだ。

評価は5段階  1、不要 2、必要性があるか再検討 3、国・県・広域でやる方がいい 4、その自治体でやるのだが要改善 5、現行どおり 

今日も、判定人の過半数が「不要」と判断した事業があった。最初から必死でプレゼンしていた担当職員、「そもそも要らない事業」と、仕分け人、市民判定人からのジャッジに、表情には出ないが(実は、そうかもと)納得もできよう。

町の特産認定シールに「そもそもの必要性を再検討」の評価

今日最初に出た事業仕分け。どこの町もやっている<町の名産>のシール制度。関心は大きい。白井市も宮代町もベッドタウンであり、農、商、工を支える手ダテをさがしている点が似ている。私も傍聴しながら、「そもそも税金を投入してやる事業か」とひそかに思っていた。

外部の眼は容赦ない。手段が目的になっている。つまり、認定することだけが目的になってしまっている! という仕分け人の指摘は当たっていると思う。シールを貼ることで、客に何を伝えたいのか、客観性、合理性にかける、とコメントがあった。

事業シートの冊子と、私が取った多くのメモ、これを9月決算議会に役立てよう。


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