お薬手帳 [医療]
6月4日(月)
お薬手帳
昨日の東京新聞20面に、「お薬手帳」のことが特集されていました。処方された薬の名前、用量、飲み方などを記録し、同じ成分の重複、副作用のチェック、残量の確認などし、事故を防ぐ目的のものです。
東日本大震災の時、手帳を持っていた人は、服用していた薬、使用状況が確認でき、対応できたといいます。
手帳には、複数の医療機関にかかっていても、それぞれ処方されている薬が履歴として残り、薬の副作用、相互作用、重複などがわかります。
今後、高齢化や在宅医療が進む中、事故が起こることを防げるので、厚生労働省は、手帳の積極的な活用を進めているそうです。
高齢者の患者さんでは、55%の普及率だそうです。高齢になればなるほど、薬にたよったり、薬を飲ませてくれる人に頼ったりの度合いが進み、自分で管理できなくなります。
そういうときに、手帳があればある程度わかるし、薬局で「お薬手帳、ありますか」と尋ね、事故が起こらないように家族などに一言添えてもらえれば、と思います。
飲み残し3兆円
先日、「構想日本」(財団ビル)で開かれた事業仕分けの草分け、自民党の河野太郎さんと、民主党・蓮舫さんのディスカッションで、飲み残しで捨てられる薬を価格であらわしたら、3兆円という驚くべき数字になると聞きました。
お年寄りは、複数の病気を併発し、またそれぞれの臓器を保護するため、どうしても処方される薬の数が増えてしまいます。飲み忘れたりして残ったものを次々に捨てていったら、日本国中大変な量になります。
このごろは、お医者さんの方で、「前のお薬はどのくらい残っていますか」と聞かれることもありますが、そうでなく、無頓着に出してしまうお医者もたくさんいます。
自分から、残量を言わなくちゃー。期限切れだろうと捨てられる量はバカにできない。
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