H23年度当初予算…近隣自治体 [事業]

2月18日(金)

地方政治改革ネット月例会

昨日は、私が所属している「地方政治改革ネット」の2月月例会。今月のテーマは、23年度当初予算。議会はまだ始まらないが、予算書、概要説明(ところによっては首長施政方針まで)が出たところがある。それを持ち寄って、大まかなところを報告することになった。

大きくくくると、TX(つくばエクスプレス)沿線が強気予算、という感じかな。このごろ「地方交付税不交付団体」のレギュラーになっている八潮市の市議が欠席したのでわかりませんが、この沿線の予算には「市税収入の増」などに強気の読みが出ていました。

おもしろ新規事業

近隣K市の新規事業に面白いのがありました。名づけて「官学連携団地活性化推進事業助成補助金」。高齢化と、人口減に悩む「T団地」を対象に、地域貢献をする大学等の学生グループを支援するもの。具体的に言えば、5Fに住んでくれる大学生の家賃を助成し、大学生達は新たなコミュニティーにおいて地域貢献する、というもの。対象大学には近隣の大学が入っておりまして、多くの学生が住んでいる「日本工業大学」ももちろん十分視野にあるということです。

〈日本工業大学〉の学生は、実は宮代町に半分も住んでいません。バイトをするにも遊ぶにも「場所」が無いからです。かなりの数の日工大生はK市、S市などに住んでいると思います。

T団地は市内でも有数の高齢化地域といわれています。敬遠されがちな5Fに若者が住んで、高齢者の役に立ったりすれば、、、との発想は面白いと思いました。

念のため申し上げますが、各自治体まだ議会は始まっていませんし、まして審議もされていません。予算、関連議案、事業ともに審議・採決前の段階ということですので。

私個人的に申し上げるなら、当初予算より22年度補正予算をどう使うかにとりあえずの興味があります。補正をどう使うか、自治体の腕の見せ所ですから。

ちなみに、宮代町は町内探訪に「電動アシスト自転車」の貸し出しという事業を考えました。地域活性化の100%国持ち出しの「21年度補正」でそろえたやつです。しかし、貸し出し実績は極めて少ないです。まるまる国からもらったお金とはいえ、さらなる発想力が必要でしょう。

かつてのヒモ付き補助金は、メニューが決まっていましたし、4分の1とか自治体負担があったのですが、アイデア競争にならないので別の意味でラクでした。

昨日の持ち寄り新規事業を見ても、「地域活性化・雇用」の交付金に大小30近くの事業を打ち出してきたところもありました。さて、事業化とその後の検証(どう効果を出したか)を注視していくのが、住民であり、議会だと思います。


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