水道料金値上げ [公共料金]
水道料金値上げ・・節水努力で、給水量が減ったから・・・(!?)
22年度、8月検針から、水道料金が値上げされます。値上げの理由を、町は、「赤字経営が続いており、このままでは5年後のH26年度末に累積欠損額が、5億5000万円に達するとしています。
町は、職員削減、外部への業務委託を取り入れ、経費の削減に努力をしてきましたが、以下に示すいくつかの理由で、経営は悪化の一途をたどっているといいます。
なぜ、経営が悪化しているのか
①人口減少、環境への配慮(節水)で、水需量は減っています。
②水の製造原価が、供給価格を上回ってしまう、「逆ザヤ」になっているのも要因の一つ。
③施設整備、施設修繕、施設管理など、建設事業費の増加
④早急に財源を確保する必要がある。料金改定の時期が遅れるほど、引き上げ率が高くなってしまって、利用者負担が大きくなる(?)
そのため、約22%の値上げをすることになりました。
「用途別料金」の廃止
水道料金の料金体系には、水道メーターの口径によって料金を設定する「口径別」と、一般用、事業用など用途に合わせて料金を設定する「用途別」があります。町は、用途別による料金体系を採用してきましたが、これからは、「口径別」料金体系にします。水圧が低くならない20mm(ミリメートル)を、今後奨励します。
水圧で不便を生じる13mmは
例えば、13mmの口径ですと、水の出が細くなって困るという苦情がありました。こういったことに対処するために新規申請から20mmの口径を奨励します。その対応として、これまで13mmは、20万円⇒30万円に、20mm口径は、35万円⇒38万円とします。つまり、値上げ額において、13mmは、10万円、20mmは、3万円と、値上げ額の多少で、20mm口径を奨励するということです。
水の細さを、不便というのか、「節水」というのかは個人のライフスタイル、節水意識で変わりますが、節水を呼びかけておいて、給水量が減ったから経営悪化した、蛇口からの水が細いと不便だから、口径を大きくすることをおすすめします? ジャンジャン使って、「つい、使いすぎてしまう」状態にしちゃうのか・・・この点においては説得性、整合性に欠けることになりそうですね。
20mm口径にした場合、新旧料金の差額は、1950円(1ヶ月当たり)になります。
もっと、詳細は、会報「視点」5月号(176号)に載せようと思っていますので、ここまでにします。
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